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(その5)からつづく
平成24年12月11日(火)午前中後半、執行機関の附属機関に関する条例の制定や社会教育の問題について、二人の議員から質疑・質問が出された。 まず執行機関とは何かを理解する必要があるので、ここでは柏原市を例に簡略に説明をしたい。執行機関の組織や義務などについては、地方自治法第138条の2、第138条の3、第138条の3、第180条の5に、はっきりとその執行機関や委員会の種別と義務規定等が定められているので参照をしていただきたい。言えることはどこかの市長のように法的な根拠も無しに、独裁・私怨で、勝手都合の執行機関や附属機関を設置することはできないのである。 当然柏原市にも上記法的根拠を基に、その執行機関として、市長(岡本市長)の外、法律の定めるところにより委員会又は委員が置かれているはずである。この「委員会又は委員」とは行政委員会(たとえば教育委員会や選挙管理委員会、監査委員、公平委員会、農業委員会など)のことを指す。 さて、議員の質問により、柏原市には平成24年度現在、規則や要綱等を根拠(まずここが誤りであり、要綱等を根拠に附属機関を設置することはできない。)に設置してある数多くの機関の中で、附属機関あるいは附属機関とみなされるおそれのあるものが63件出てきたということである。うち法律や条例を根拠にしたところのきちんとしたものは半数以下の27機関しかなかったというのである。要するに半分以上は根拠も無しに報酬を支払っていたのである。よくもしゃーしゃーと答弁ができるものである。まずは市民にたいするお詫びの言葉を先に発するのが常識だろう。いったいいくらの金額を市長はばらまいていたのか市民に説明をするべきである。 またこの答弁の中の、「附属機関とみなされるおそれのあるもの」とはいったいどういう意味なのか、おそらく法的根拠も無しに名ばかりの規則や要綱規定などをせっせと作り、それを根拠にしたいわゆる独裁市長の私的機関としての役割りを果たす委員会・委員等を附属機関と称して、その団体・機関が半数以上を占めていることを指して、そういう苦しい表現をしているのだろう。 これについては、当方のこれまでの行政文書開示請求の段階でも、そういう根拠規定の無い委員が多数出てきており、中には、業者潰しのための「行政処分審査委員会」設置や「行政処分要綱」などを作って、その一ヶ月後には、市ぐるみで業者潰しの「策」を仕掛けていたと思われる案件もあり、果たしてこの審査委員会の設置は何を根拠に設置したのかと、つくづくこの独裁市長の私怨政治や、やりたい放題の市政運営にはあきれ果てるというか、まさに開いた口がふさがらない状態で驚かさせられ続けている。私怨を政治の場に持ち出す人物には政治を語る資格も無いし、もちろん政治家としての資格も無いと思う。「まち」にとっても「市民」にとっても大迷惑である。 しかもこういう訳のわからないほぼ市長の私的機関に、その委員の数が633名も居り、報酬等の予算の総額としては34,312,000円という金額が支出され続けているというのである。これまでも、毎年このような3千万を超える金額が支出されていたのである。何一つ市民のために役に立っていない私的機関にこのような大きな金額が支出されていたのなら、この金額は、即刻、市に返還をすべきである。この件については引き続き検証作業を続けたい。 それにしても、何故このようないいかげんな市政運営が、チェックもされずに長年にわたって続けられてきたのだろうか。昭和39年に定められた「執行機関の附属機関に関する条例」が一切見直しのないまま、当然、改正も改善もされることなく現在まで生き続けているわけであるが、おそらくこの背景には、先に採り上げている問題山積みの行政協力委員制度(区長会)をはじめ、行政評価委員とか、何とか協議会とか、何とか委員会、・・・ほか、独裁市長のバラマキ戦術により恩恵を受ける「何とか委員」とかのメンバーたちが主役となって成り立っているいわゆる「村政治」の仕組みと、この村思考から脱皮できていないでいる市政運営がその最大の要因となっていると思われる。市政運営も市役所組織もどっぷりとその仕組みの中で底なしに腐蝕をされてしまっている感がある。(私見) そもそも、この行政協力員制度とはいったい何なのか。自治会・町会の区長会として機能するのであればともかく、現状では市長の私的機関としていいように利用されているとしか思われないこの制度は早急に廃止をすべきである。そして、本来の自治会・町会にその活動を戻すべきである。市長が自身の長期政権維持のために、自治会・町会をいいように管理するようなことがあってはいけない。市民は、相当多額の補助金や報酬を受けながら、歪な形で長年にわたって市政に影響を及ぼしているこの制度の実態をもっとよく知るべきである。この制度が存続する限り柏原市政に明るい展望は無いとはっきり断言する。 今回、議員が質問で取り上げた執行機関の附属機関に関する条例制定の議案は、ほかにいくつもある条例の制定や改正案件の中の一案件である。議員の皆様には、ほかの条例についてもよくよくその中身をしっかりと確かめ、これまでのような柏原市政独特の悪法(条例や規則、要綱規定等)が生まれてしまわないようにお願いをしたい。 また柏原市では、「要綱規定」の中に行政処分の条項を設けたり、要綱を根拠に報酬を支払ったりしている案件も多々あり、これらは、現市政が進める要綱行政の誤りや問題点の一つとして、今一度、その中身をしっかりと見直していただきたいと思う。 今回の議会を傍聴して思ったことは、市長の答弁があまりにも無責任というか、極端に言えば、議会そのものや市民を冒涜しているとしか思えない答弁ばかりが目立ったことである。たとえば議員が質問のはじめに社会教育の問題として子供会の運営補助について質問しても「今、聞いて無かった。」とか、竜田古道の里山公園の問題では「ゴミの山とは知らなかった」とか、「金塊が出てきたら」とか、また、覚書や協定書では相手を騙すような手口で「協議する」の項目を入れたとか、「あんな覚書、破ってほかしたら終わりや。」とか・・・、その答弁からは全く真剣さも誠実さも伝わらず、相手を冒涜した屁理屈、言い訳だらけのデタラメな発言ばかりが目立ったというのが正直な感想であった。若しこれが百乗委員会での証言であれば、当然、偽証罪の対象ともなる内容の答弁であったと思う。(私見) 議会はまだ12月21日(金)の最終日を残しており、この最終日には、附託案件に関する各常任委員会の委員長報告や、裁決が行われるということである。柏原市議会では、この6月、9月、12月と議会が展開する中で、議長を含め、百乗委員会を構成する13名の議員と、百乗設置に反対をした4人の市長派議員(?)との色分けが、議会でも百乗委員会でもはっきりと見える形で浮かび上がってきている感がある。(私見) ちなみに竜田古道の里山公園の問題で百乗委員会設置に賛成をし、現在その調査・解明に当たっている議員は、寺田議員/委員長、中村議員/副委員長、大坪議員、奥山議員、堅木議員、岸野議員、鶴田議員、藤森議員、計盛議員、橋本議員、浜浦議員、山本議員、乾市議会議長の合計13名である。 そしてこの百乗委員会設置に反対をした議員は、石橋議員、中野議員、田中議員、山下議員の4名である。 いずれが正しいのか、いずれが間違っているのか、あるいはどちらが市民のために仕事をしているのか、どちらが独裁市長のために仕事をしているのか、その判断は市民の皆様にお任せしたい。 昨日行われた国政選挙のうち、大阪では「維新」を謳う政党が大勝ちをした。その是非はともかく、この柏原市では、改革もしたくない、改善もしたくない、本当の情報は隠したい、給与は高い方がいい、仕事はしたくない、独裁でも兼々役職で給与嵩上げがある、市民は市政に無関心でうるさくない、職場は離れ小島で市民の目がないので楽勝、このままこのままじっとして慣例の行事を流すだけ・・・・・、と平成の維新を目指す政党とは、まるっきりド反対の、不透明かつ疑惑だらけの腐蝕の市政運営を、果たしていつまで続けていくつもりなのだろうか・・・。 たとえば、35年も前の「行政協力委員制度(区長会)」をいまだに長期政権のための道具に利用したり、あるいは50年も前の「執行機関に関する附属機関の設置に関する条例」を何一つ見直しのないまま放置し、さらには次々と設置根拠不明の市民にとっては何の役にも立たない機関をつくり、通算すればおそらく何億とも何十億ともなる大きな金額を、そこに垂れ流し続けてきた事実を知ると、残念ながら、現市政には何一つ期待をすることはできない。 柏原市も年が明ければ早々に市長選挙があり、秋には市議会議員の選挙もあるというが、現市政の不透明と疑惑はますます深まるだけである。柏原市政の不透明と疑惑はまだまだ続く!!!
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| 2012-12-17 10:05
| O百条議会傍聴/市長の嘘吐き答弁
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市民の血税を喰い潰すタカリ集団…、選挙目的で公金をバラまくムラ市長…、柏原市区長会制度(山西システム)にしがみ付くムラモンスター一派…、ムラしがらみにまみれた腐蝕の柏原城を根城にする悪党一派を叩き潰さなければ、このまちに未来は無い!!!
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