日曜日(1月20日)の静かな夕刻、突然、柏原市の玉手地区で、相当大きなマイク街宣による大阪府議補選と柏原市議補選の立候補者の街頭演説が始まった。
演説は、自民党市議の中野広也議員による候補者の紹介から始まり、大阪府議会議員には山OOOO、柏原市議会議員には小OOOO、をよろしくお願いします。自由民主党にとって大事な大事な選挙でございます。・・・・・、・・・・・、・・・・・。
あとは、自民党の公認を受けたという二人の女性が交代でマイクを握り、選挙当選を目的とした名前の連呼、連呼である。これをいくら政治活動だと言い訳をしても、明らかに公職選挙法に違反する事前運動である。
おそらく選挙事務所の立ち上げからの流れで、市内全域にわたる選挙カーを使っての選挙演説ということなのだろうが、選挙告示日を前に、これだけおおっぴらに公職選挙法を無視した選挙違反の事前運動をやられては、聞いている方が「柏原はもう選挙運動の期間に入ったのか」と勘違いをしてしまいそうな堂々たる選挙違反の行動に、まさに「開いた口がふさがらない」である。
この日の演説者の中には、市議一期目の当選人失格という事実を隠したまま、4年間という期間を務め上げ、腐蝕の柏原市政を支えてきた人物らもおり、こういう連中にはおそらく社会の中のルールも何も無いのだろう。
そしてこういう連中が進めた現在の柏原市政は、財政改革や役所改革などを中心に何も手がつかないまま、・・・というよりも何もかもがメチャクチャの市政運営により、数々の不透明と疑惑の案件が残されたままとなっており、そういう状態でこの選挙違反の活動が、またまた堂々と柏原の「まち」を駆け巡っているのである。もういい加減、こういう破廉恥行政は止めて欲しい、柏原の恥をこれ以上晒して欲しくないというのが市民の願いである。
有権者となる我々市民の側は、いったい誰らが、どの政党が中心となって、この柏原の「まち」を腐蝕の構図へと蝕んで来たかをしっかりと見極め、ほんとうに市民のために仕事をしてくれる人物に、大事な一票を投じたいものである。