(その1)
第三セクター・サンヒル柏原の経営破綻と
財団が市民に残した7800万円の負債のツケ
事の重大さを知り、さっさと理事長の座を降りた市長は、もちろんあの嘘吐き市長である。
〔第三セクターの意味〕
日本においては、国または地方公共団体(第一セクター)が民間企業(第二セクター)と共同出資によって設立した法人を指すことが多い。その場合、多くは設立が比較的容易でその運営方式も自由な株式会社の形態を採る。半官半民の中間的な形態が、第三の方式(いわゆる第三セクター)という意味である。
O サンヒル柏原(一般財団法人柏原健康推進財団)
大阪府柏原市安堂町115-1
O 赤字経営が常態化している第三セクターの「サンヒル柏原」/このままでは間違いなく経営は破綻し、その損害は、またまた市民が負うことになる!!!
一般的には「サンヒル柏原」と呼ばれているが、正式には「一般財団法人柏原市健康推進財団」である。いわゆる第三セクターである。この施設に関しては市及び財団の無能経営により、毎年、大きな数字の赤字状態が続いている。いわば、毎年、市民の血税が垂れ流され続けているハコモノである。
この施設は、元は国が係わる国民年金事業の関連施設(国民年金健康福祉センター)であり、その事業の大失敗により、平成21年から、全国のあちこちで入札方式により売却された施設の中の一つである。
この施設を柏原市が入札で落としたわけであるが、その落札価格は最低価格が3億5千5百万円のところを、当時の市長(岡本泰明)は、なんと5億1千5百万円という高値で落札したのである。
よほどの強力な競争相手があったのかも知れないが、そこまでして手に入れた施設が、今は、毎年、大きな赤字を出し続け、そこに、毎年、市民の血税が垂れ流され続けているわけである。
赤字営業を続け、市民の血税を喰い続ける『第三セクター』、これは財政破綻への道を突き進んでいる柏原市政にとっては、大問題である。大阪維新の会・中野隆司市長は、いったいいつまでこの問題を放置しておくつもりなのだろうか。
ここにもまた、あの悪制度の筆頭にある「行政協力委員制度」が関係しているのかも知れない。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・コラム/柏原・革新の会(市政オンブズマン)第三セクターの経営は、原則として、独立した事業主体として自らの責任で事業が遂行されるものであり、経営者の職務権限や責任を明確にしておくべきである。
あわせて、経営者は、その任務懈怠により将来的に経営が困難な状況に陥り、当該法人の事業の整理(売却・清算)又は再生を行うこととなった場合等にあっては、民事上の責任追及(善管注意義務違反、忠実義務違反、不法行為責任等に係る損害賠償請求訴訟)や刑事上の責任追及(刑事告訴)が問われることもあることについて十分に認識しておくべきである。
(総務省が地方公共団体宛に通知した指針を引用)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・