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今、これでもかこれでもかと続く疑惑のオンパレード真っ只中にある柏原市政にも、ほんの一瞬だけ、下記の施策「柏原版事業仕分け」があったらしい。 ほんまかいな!? ・・・ああ、これがいまやすっかりアリバイづくりに利用されてしまっている感のある「行政評価委員制度の前身ということか!
結局、この事業仕分けは、今、問題となっている百条案件(竜田古道の里山公園の問題)を何一つ見抜いていなかったのだから、いや、・・・というよりも、結局この「事業仕分け」も端から岡本市政が進める悪策のためのアリバイづくりに利用されただけのことであったのであろう。 これらの問題の全体像をみると、まさに現市政の腐蝕の構造が見えてくる。つい2年ほど前までは、ほとんど足もとの市政に目を向けることもなかったので、いまさらながら市民の一人として責任を果たしていなかったことを恥じるばかりである。 参考までに、夢と消えてしまった感のあるこの一瞬の柏原市の施策(できごと)が、市のホームページに出ていたので、それを原文のままの形で紹介させていただく。 以下、原文のままである。 平成22年度 柏原版 「事業仕分け」 まちづくり戦略会議による柏原版「事業仕分け」が、6月6日(日)、フローラルセンターで行われました。 事業仕分けとは、市が実施している事業や行政サービスについて、本当に必要なのか、市がすべきなのか、手法はこれで良いのか、などを外部委員の目で公開の場においてチェックすることにより、市民に分かりやすい市政、公正・公平で透明性の高い市政、効率的で持続可能な市政をめざすものです。 1月の「予算公開ヒアリング」に続く、柏原市の「公開仕分け」第2弾となる今回は、国の事業仕分けの専門家、市民代表(行政評価委員)や近隣市の市議会議員、職員が「仕分け委員」になり、外部の目線で市の事業をチェックしました。 仕分け対象となったのは、平成21年度から実施されていて、実施にあたり法令上、市の裁量の余地がある事業の中から、①予算公開ヒアリングにおいて事業仕分けの対象と判断された事業②行財政改革推進本部及びまちづくり戦略会議で事業仕分けの対象にすべきと判断された計12事業です。 1事業30分を目安に、各担当課長の事業説明、仕分け委員による質疑、評価(判定)を繰り返す形で進められました。結果と、仕分け委員のコメントは別表の通りです。 今後、評価(判定)の結果や議論の内容を踏まえて、各事業に対する市としての方針を決定するもので、評価結果が市の最終判断ではありません。事業仕分けは、むしろそのプロセスが大切であり、各委員からいただいた様々な意見は、今後のまちづくりに役立てていきます。 まちづくり戦略会議では、柏原市民の総幸福度=GKH(グロス・カシワラ・ハピネス)を高めることをまちづくりの戦略理念と定めており、今回の事業仕分け等を通して必要とされた事業を計画的、効率的に、市民のみなさんと協働で進め、地域の再生を図るとともに、市民全体のGKH=柏原市民総幸福度の向上をめざしていきます。 柏原市版事業仕分け委員名簿 敬称略 役 割 氏 名 所 属 等 コーディネーター 中 司 宏 柏原市まちづくり戦略会議議長 仕分け委員 福 嶋 浩 彦 行政刷新会議仕分け人 中央学院大学教授 仕分け委員 横 山 純 児 東大阪市議会議員 仕分け委員 碓 田 智 子 大阪教育大学教授 仕分け委員 平 野 佐 織 八尾市政策推進担当次長 仕分け委員 椎 名 義太郎 柏原市行政評価委員 仕分け委員 葉 山 益 生 柏原市行政評価委員 以下は来場者のアンケート結果である。 柏原版事業仕分けの傍聴者の方々のアンケートをまとめました。その結果、事業仕分けが「有意義」「やや有意義」と答えられた方が合わせて79%あり、また、今後も「開催したほうがよい」が67%で、「開催しないほうがよい」が17%、「どちらでもない」が17%でした。 事業仕分けが「有意義」であり、今後も「開催したほうがよい」とする理由として,「事業に必要性を改めて考える良い機会となった」「今までにない見方があり感心した」「職員の意識改革には良い方法である」などの意見がありました。 評価の結果については「妥当」「概ね妥当」を合わせると60%、「一部に課題がある」「課題がある」は合わせると40%で、課題の中身としては、「仕分け委員は柏原市の実情把握ができておらず判定結果に疑問」「どのように改善するのかという指標を示してほしい」などの指摘がありました。 この結果を予算編成の参考とすることについては「妥当」「概ね妥当」が合わせて63%で、逆に「より精査の上、予算編成の参考にすべきである」「どれだけ事業仕分けの判定が反映されるかが心配」などの理由から「一部に課題がある」とする答えも37%ありました。 仕分け委員の人数や発言については「良かった」「やや良かった」合わせて55%。これに対し、「やや悪かった」が11%、「悪かった」が6%で、その主な理由は、「仕分け委員個人の意見が強く正当化される傾向が見受けられた」などでした。 一方、市の担当課長が中心に行った事業の説明については、「大変わかりやすかった」6%、「わかりやすかった」41%、「ふつう」35%、「わかりづらかった」18%で、理由としては「説明者の説明力不足」「説明員の論点があっていない」などでした。 今後改善すべき点としては、「もっと問題点のある施策や外郭団体も事業仕分けの対象とすべき」「事業内容によって時間配分を考えるべき」などの意見がありました。いただきましたアンケートは、今後の参考にしていきます。 以下は、当時のまちづくり柏原市まちづくり戦略会議議長 中司 宏の弁である。 岡本市長の強い思いを受けて、1月13、14の両日、柏原市で初めての「予算公開ヒアリング(査定)」を実施しました。 言うまでもなく、今どの自治体も財政は大変厳しく、しっかりと舵取りをしなければ破綻しかねない状況にあります。 柏原市ではこれまで岡本市長の強力なリーダーシップにより、徹底した行財政改革が進められてきました。しかし、今後さらに市民税など歳入が落ち込む一方、歳出面で扶助費、社会保障費などが急激に増大することが予想されます。 そうした中で、柏原市の将来を見据えた「まちづくり戦略」をつくっていこうとの市長の考えのもと、「まちづくり戦略会議」が発足しました。 今後、「まちづくり戦略」を検討する過程において、国でおなじみの「事業仕分け」の柏原版を実施し、市のさまざまな事業について、必要かどうか、やり方は適切かどうか、例えば、市が直接実施すべきなのか、それとも民間に委ねていくべきなのか、などを事業ごとにチェックしていきます。 今回の「予算公開ヒアリング」は、今後、柏原版事業仕分けを行う前段として、まず差し迫った課題である平成22年度の予算編成において、事業仕分けと同様の手法で公開の場で行ったものです。 これまで市の内部で行ってきた予算のヒアリングを公開の場で実施することによって、予算編成の透明性が高まり、市の予算がより市民に身近なものになると考えます。一方で職員が、限られた予算をいかに効率的、効果的に活用するかについて説明責任を果たすことは、タテ割り、なれ合い、前例踏襲など、いわゆるお役所仕事の発想をなくす意識改革につながります。 現在、予算編成を公開している自治体は全国で15ほどですが、そのほとんどがホームページ上で内部の検討経過を公表する形です。予算のヒアリングそのものをオープンにする柏原方式の公開は、全国でも例のない試みで、今後の予算公開のモデルとなる新しいルールを作っていくという気持ちで取り組みました。 なお、柏原市の予算編成の流れにつきましては、昨年11月に各事業の予算要求書が出され、それに基づいて12月中に財政課が第1次のヒアリングを実施して絞り込みを行いました。 今回の公開ヒアリングの対象となりましたのは、一般会計の第1次ヒアリングで保留となっているうち主な32の事業で、予算要求総額は一般財源ベースで9億7千7百万円ほどでした。2日間の公開ヒアリングで、総額を50%程度抑制することができ、その結果を岡本市長に報告しました。 これを踏まえて、1月末までに平成22年度の一般会計予算案が決定されます。 柏原市まちづくり戦略会議議長 中司 宏 以上、長文になってしまったが、この柏原市政にあった一瞬の出来事(?)を紹介させていただいた。 この中で、中司氏の弁の中に「岡本市長が徹底した行財政改革を進めた云々・・・」の言質があるが、岡本市政にそういう形跡はどこにも見当たらず、市民に見えるのは現市政による血税垂れ流しの無策政治だけである。 あとは市民の皆様のご判断にお任せしたい。 どこまでも底なしの腐蝕構造/柏原市政の不透明と疑惑はまだまだ続く!?
by rebirth-jp
| 2012-10-27 22:35
| O柏原版事業仕分け
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