選挙雑感
・・・正直言って誰にも投票をしたくない柏原市の市長選、市議補選、府議補選ではあるが、これまでの長年に亘る腐蝕政治の基となってきた私怨や利権、そして、しがらみまみれの村政治から脱皮をするには、良くも悪くも、これまで30年も50年もかかってすっかり腐ってしまった市政のあらゆるウミを出し切っていくには、ちょうどいい機会なのかも知れない。
「まち」は、選挙告示を前に、事前運動(明らかに選挙違反)の真っ最中であるが、いよいよ週刊誌までが騒ぎ出してきた。特に府議補選は、維新の会と自民党の一騎打ちであるが、候補者自身の理念はまだ見えて来ず、なにやら誰が争っているのかすら霞んでしまっている感がある。
いずれにしても、借りた看板を頼りにしなければならない人物にろくな人物がいないのが世の常であり、そのことは市民の皆様もとっくにお分かりのはずである。まだ選挙告示まで10日余り、まだまだ暴露記事が出そうな「まち」の雰囲気であるが、実際にそういう材料がこの改革を望まない「まち」にゴロゴロと転がっているのだから、それも仕方のないことである。
市民は、目くらましの看板にだまされることなく、しっかりと候補者の人となり、政治の理念なりを見極め、あとで後悔をすることのないようにしなければならない。それにしてもこんな方法で市民の票を集めようというのであるから、ほんとに市民を馬鹿にしたはなしである。市民の側は、市民はそれほど馬鹿ではないぞ思い知らせる機会でもある。・・・とは言いながらも、自信を持って投票をしたい候補者がいないのがあまりにも悲しい。
いずれどの候補者が当選するとしても、現在の腐蝕まみれの村政治からの脱却と、市役所(公務員)大改革を最優先に取り組んでくれる人物が誕生することを祈るだけである。
今回の選挙は、ある意味、市民側も試される選挙である。選挙まであと20日足らず、しっかりと候補者たちの動向を注視し、見極め、ほんとうに市民のため、そして「まち」のために仕事をしてくれる人物に、貴重な一票を投じようではないか。