またも文書不存在を理由に行政文書不開示決定の回答!!//担当課は都市整備部緑地公園課
中野市政~百条案件(その2)
百条案件の期間中(H18~H24)に進められた首謀者たちの企みと、その間に立ち上げられたNPO法人やURとの業務委託契約に、数々の不透明と疑惑が判明!!//あきれた腐蝕の柏原市政!!!
上記書面は、現在、竜田古道の里山公園調査特別委員会(百条委員会)が調査を進めている百条案件の中で、柏原市が都市整備事業の一環として進めたところの竜田古道の里山公園整備に関して、その整備事業をNPO法人柏原ふる里づくりの会に業務委託したことにより、NPOがその業務の完了報告書等を市に提出した際に併せて提出したはずである領収書関係の閲覧を求めたことに対して、市側が、その領収書類の一切の文書が不存在であることを理由に、行政文書の開示をしないという決定通知書を請求人に交付をした通知書である。
市は、平成19年度以降平成23年度までの5年間(H24年度以降は百条問題の発覚により事業委託が凍結をされている。)、竜田古道の里山(公園)整備の事業を、毎年の当初予算としておよそ150万から370万円を委託契約の金額として、NPO法人柏原ふる里づくりの会に業務委託している。(このNPO法人柏原ふる里づくりの会は、柏原市が主導して立ち上げたものである。)
その際に交わした業務委託契約書によれば、委託金額の支払いはNPO側の請求により
概算払い の形で支払うことになっており、その委託業務が完了したときには、業務完了報告書、収支清算報告書及びその他参考となる資料を市に提出し、検査を受けることになっていることから、当然、領収書類の原本あるいは写しなども添付されているはずと思い、資料の開示(閲覧)を求めたものであるが、その期待に反し、市には領収書等の文書が、一切、不存在であったというものである。
この「NPO法人柏原ふる里づくりの会(当時理事長は三宅義雅氏、当時副理事長は山田光男氏、事務担当者は嘱託職員藤井孝治氏)」については、市が開示した資料や、NPOの事業報告等から、当初から竜田古道の里山(公園)整備の事業を請け負う資材もほとんど無く、また整備や維持管理に当たる作業員も居なかったことが判明している。
実際の里山整備の事業は市の嘱託職員やアルバイト職員が行うなど、この事業に関するNPOの関係者は、理事長の三宅氏と、主に現場で市の嘱託職員らを指揮する当時副理事長の山田氏、そして嘱託職員の身分でNPOの事務局を務める藤井氏の3名だけであり、何故、このNPOがこの事業を請け負うことになったのか大きな疑問が湧くが、いずれにしても、業務完了の際の領収書等の検査も無く、毎年の事業経費を概算払いとして出しっ放しにしていたのであれば、それはあまりにもデタラメな予算の支出であり、まさに柏原市のデタラメ行政の一端がここにも現れているということだろう。
こんな杜撰な状況では、委託費用に不透明な支出が出てくるのも当然である。本来、費用の概算払いなどは、その全てが監査の対象となるものであり、市は、業務の完了報告と併せてその裏付けとなる領収書等の検査をするなど、NPOの予算執行が正しく処理をされているかを厳しくチェックをするべきなのに、おそらく簡単な書面の報告(ザル検査)だけで済まされていたのだろう。
当方の検証では、このNPO法人が市に提出をした「委託事業実績報告書」や「委託料支出内訳明細書」の内容にも、多くの不透明と疑惑が残る項目があり、現在もその検証を続けているところであるが、この竜田古道の里山公園問題ではその何もかもがデタラメの市政の進め方に、ただただあきれ果て、まさに「開いた口がふさがらない」というのが正直なところである。
開示請求の度に、現在、担当の部署で対応に当たる職員の方たちが、岡本前市長が残した数々の不透明と疑惑の案件の説明に苦労をされていることが見えるなど、いささか気の毒な感もするが、いまだ大阪維新の会から生まれた中野新市長は、この一連の問題に真剣に向き合っている様子が何も見えず、当分、この案件の解明には時間が掛かりそうである。
腐蝕の柏原市政は、岡本前市長の禅譲で生れた中野新市政でも続いているようである!?