産経ニュースから
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【奈良・社福法人疑惑】
領収書偽造容疑で元理事長を逮捕 奈良県警
PR捜査員に連れられて自宅を出る社会福祉法人愛和会の元理事長、森和俊容疑者=20日午前8時33分、奈良県田原本町
奈良県田原本(たわらもと)町の実施する地域子育て支援拠点事業をめぐり、事業を委託された社会福祉法人「愛和会」(同町)が町に偽の領収書を提出したとされる事件で、奈良県警は20日、有印私文書偽造・同行使容疑で、法人の元理事長、森和俊容疑者(69)=田原本町八田=を逮捕した。森容疑者は同町の森章浩町長(41)の実父。法人側は領収書に基づいて現金を受領しており、県警は詐欺容疑での立件も視野に調べる。
逮捕容疑は今年、法人傘下の保育園が昨年度に実施した親子交流事業で使用するための幼児向けおもちゃなど数十万円分を業者から購入したように装った偽の領収書を作成、町に提出したとしている。
法人関係者によると、森容疑者は昨年12月末に理事長を辞任、その後は顧問として実質的に法人を経営していた。
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奈良県田原本町が実施する地域子育て支援拠点事業をめぐり、業務を委託された社会福祉法人が偽造した領収書を町に提出した疑いが強まったとして、奈良県警が有印私文書偽造・同行使容疑で、保育園を運営する社会福祉法人「愛和会」(同町)元理事長の男(69)の逮捕状を取ったことが19日、捜査関係者への取材で分かった。容疑が固まり次第逮捕する方針。
捜査関係者によると、元理事長は、法人傘下の保育園が昨年度に実施した、園内での親子交流事業で使用するための幼児向けのおもちゃなど、数十万円分を業者から購入したように装った偽の領収書を作成し、今年、町に提出した疑いがあるという。
法人側は提出した領収書に基づいて町から現金を受領しており、県警は今後、詐欺容疑でも捜査するとみられる。
産経新聞が情報公開請求で入手した法人提出の領収書には、法人傘下の複数の保育園の名称や金額などが手書きで記載されていたが、一部の領収書は印字された業者のファクス番号や印影などが実際のものとは微妙に異なっていた。産経新聞の取材に対し、業者側はこの領収書について、「うちが発行したものではない」と答えた。
法人登記簿などによると、愛和会は田原本町と同県天理市で保育園や小規模保育施設計6カ所を運営。法人関係者によると、元理事長は昨年?月末に理事長を辞任し、その後は顧問として法人を実質的に経営しているという。