この疑惑案件については、当時「新風かしわら」に所属していた3議員の隠ぺい工作が、この会派が議長に提出した「平成27年度政務活動費会計帳簿」の記載内容からはっきりと分かる。
O平成27年度政務活動費会計帳簿/会派名「新風かしわら」
この書面から会派の隠ぺい工作が読み取れる
当時の維新系会派「新風かしわら」に所属していたのは、疑惑市議の大阪維新の会・山本修広議員(疑惑発覚後辞職)、大阪維新の会・冨宅正浩議員(疑惑発覚後無会派)、疑惑発覚後無会派の山口由華議員の3氏である。
この疑惑の案件に関しては、現在、議会が調査中とのことであるが、本人は商売目的の印刷・販売を全否定しているようである。そして今回もまた、議会の調査はモヤモヤのまま中途半端な形で終わりそうな感がする。
これまでも多くの疑惑案件が、いつも未解明のまま、うやむやなままで終わった結果が、今の腐敗政治を招いているわけだが、この案件は、証拠書類等から見る限り、会派ぐるみで隠ぺい工作をした可能性が高い。
この政務調査費問題は、いまでも全国の自治体で発生している事件である。これだけ新聞やテレビの報道で騒がれても発生が続くということは、おそらく議員たちが市民・有権者の側を舐め切っているのであろう。
柏原市の場合も、もし議会に自浄能力がないのなら、あとは市民の側がやるしかないようである。次から次に疑惑の案件が湧いてくるが、正直、えらいところに足を突っ込んだと後悔をすることもあるが、数個の裁判(住民訴訟)を起こしてしまった以上、この裁判が終わるまではとことん柏原市市政と付き合って行くしかないようである。
今回の政務調査費問題も、いつかはやろうと思っていた案件である。会派「新風かしわら」の事件をきっかけに、徹底した調査を進める予定である。