このブログは「広報かしわら」や「市議会だより」が決して公にしたくない案件・事件を徹底的に検証し
そこに隠された真相や真実、そして市政の闇を暴いて行きます
若干の私見は入りますが
あくまでも証拠資料に基づくことを原則としています
定数削減が実現できなければ
今回の市長選挙で自動失職の道を選んだ
2人の現職市議の行動の意味とその整合性が無くなる
今回の市長選挙では現職市議2人が立候補をしたが、結局この二人の市議は選挙公示の2月5日まで辞職をしないという自動失職の道を選んだようである。(直前に辞職願を提出しているのかもしれないが、それは目糞鼻糞の話である。)
当初、政務活動費問題で突然辞職した議員(大阪維新の会)が出るまでは、市長選挙に併せた市議の便乗補欠選挙をやれば、一千数百万円以上の費用が嵩むから、少しでも市民に負担を掛けないために今年9月の市議選挙までは欠員2のままで行くという話があったと聞く。
そんなところに気を配ることができるのなら、つい先般の、まったく不透明な土地取得に3億数千万円の公金(市民の血税)を投入することを可決した議員たちの行動はいったい何なのかを疑いたくなる。まったくもって、コイツラいったい何を考えて議員のバッジを付けているのか理解不能である。
この議案可決への流れは、まもなく公開される本会議議事録や総務文教委員会の会議録の中に記録されているので、市民・有権者の側は、次の9月市議選挙で一票を投票する際の参考にできるはずである。トンデモ市長やトンデモ副市長の発言、そしてトンデモ議員たちの支離滅裂な賛成可決への発言が分かるはずである。たった一人の議員の発言を除けば、あとははっきり言って「アホか!!!」という内容ばかりである。
こういう状況の中、大阪維新の会・山本修広議員が政務活動費問題で突然の辞職をしたことから、上記の「補欠選挙をしないで欠員2のままで行く」という理由は無くなったわけだが、それでも、市長選に出馬表明をした現職市議の二人が自動失職の道を採った理由は何なのか、今のところ不明である。
この二人の現職市議が、市長選出馬表明後に市議を辞職しなかった理由は何なのか、どういう魂胆があって自動失職の道を選んだのか、機会があれば、一度、その理由を聞いてみたい気がする。
以下は、当方の推察である。
本来、今回の市議補欠選挙は、政務活動費問題で辞職をした大阪維新の会の山本市議と、この2人の現職市議が、市長選出馬表明後に辞職をしていれば、欠員3の補欠選挙となったはずである。
本来の選挙制度の趣旨や選挙権を持つ市民の立場からすれば、この二人の現職市議は、市民の選挙権を侵害したとも云える。選挙に出たい市民、そして新たな候補者を選びたい市民の選挙権に影響を与えたわけである。
ではなぜこの二人の現職市議が、欠員1のまま、あえて自動失職の道を選び、選挙後の議員の数を欠員2という形に持って行ったのか。
その理由として考えられるのは、
Oこの二人の現職市議は最後まで退路を断つことが出来なかった。
Oあるいは議員報酬の関係か。
Oそれとも「そんなこと知ったことか」で自動失職まで行ったのか。
Oそれとも、およそ7か月後の9月に実施される市議選挙を現在の定数17から2名削減の定数17に持って行くために、その道筋を付けたのか
当方にも何人かの市民の方が、今回の市議補欠選挙がなぜ欠員1になったのか、その理由の問い合わせがあった。ほかにも理由があるのかも知れないが、一応、上記の理由を答えている。当方としては、一番最後の理由から、欠員1の補欠選挙になったと理解している。
であれば、次の9月の市議選挙は、最低でも削減2の定数15の選挙となるはずである。それには議員の定数削減の条例案が、事前に議会に提出されなければならない。果たしてこれが、今の議員たちにできるかは疑問である。
それでも議員の誰かが、あるいはどの会派かが、この定数削減の条例案を提出しなければ、今回、市長選に立候補し二人の現職市議や、市民・有権者の側は納得しないだろう。
定数の削減が議会改革とは単純に思わないが、今回の市長選挙に立候補した現職市議二人の行動には、あとの現職市議たちの思惑も入っていたはずである。削減2ないし3の定数削減がようやく実現するのかもしれない。
しばらくは、議会(現職議員たち)の動向を注視していく必要がある。